コミュニケーションが活性化するオフィスレイアウトの事例

ここではオフィスリニューアルによって、コミュニケーションの活性化が叶った事例を紹介しています。

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オフィスでのコミュニケーション活性化の重要性

近年のハイブリッドワーク拡大で「オフィス=仕事場」から「人とつながる場」へと位置づけが変わり、雑談や偶発的な対話が「情報共有・学習・イノベーション」の起点になると強く認識されるようになりました。円滑なコミュニケーションが取れる空間は、「トラブル対応のスピード向上」「組織の心理的安全性・エンゲージメント向上」「アイデア創出と部門間コラボ促進」といった効果につながり、結果として生産性や定着率を底上げします。

業務効率と利益の向上

対面コミュニケーション頻度が高いほど情報共有が早まり、判断ミスや手戻りが減る――レイアウトで偶発対話を増やすことが業務効率を直接押し上げます。

イノベーションと知識創造の促進

部署・役割を越えた“探索的対話”は新しい発想の種。オープンスペースや回遊動線で立ち話が生まれる仕掛けを持つオフィスほど、異分野知識の組み合わせが進み、プロジェクト着想数や特許件数が伸びやすいと報告されています。

文化・エンゲージメント・定着率の改善

頻繁なフェイス-トゥ-フェイスは心理的安全性を高め、上長や同僚への信頼感を育みます。理念浸透や暗黙知の共有が進むため「自分は組織に貢献できている」という実感が強まり、離職率低減にも寄与します。

心身の健康維持

経済産業省の健康経営ガイドラインでも、対話機会の多い職場はメンタル不調率が低いと指摘。歩きながらの1on1ミーティングやリフレッシュエリアでの雑談など、姿勢変化と交流を同時に促すレイアウトはストレス軽減とパフォーマンス向上の両立につながります。

コミュニケーションが活性化するレイアウトのポイント

オープンワークスペース

部署を隔てる壁や高いパーティションを極力なくし、視線が抜けるレイアウトにすることで「ちょっといい?」と声を掛けやすい環境を作ります。島型デスクを縦横どちらからも回り込めるように配置し、中心をゆったりした通路にすると、自然と人が交差し会話が生まれやすくなります。

マグネットスペース

コピー機や給茶機、パンとコーヒーが並ぶカフェカウンターなど、誰もが立ち寄る場所を動線のハブにまとめ、滞在しやすい腰掛けやスタンディングテーブルを設置します。ここでの偶発的な立ち話が部門横断の情報共有を促進し、組織全体の温度感を合わせる役割を果たします。

可変ミーティングエリア

キャスター付きパーティションや折りたたみテーブルを使えば、2~3人のクイックディスカッションから10人規模のブレインストーミングまで瞬時に切り替え可能。壁面ホワイトボードと大型モニターを常設しておくと、立ち話で出たアイデアをすぐ可視化でき、議論が深まりやすくなります。

フリーアドレス&ABW(Activity-Based Working)

固定席をなくし、集中・協業・交流など“目的別ゾーン”を用意すると、社員はタスクに合わせて席を選択します。多様な人が日替わりで隣り合うことで新鮮な視点が入り、組織に“ゆるいシャッフル”が起こる仕組みになります。

パーソナルロッカーを十分に確保して、席移動の心理的ハードルを下げることがポイントです。

リフレッシュゾーン

木質素材やグリーンを配したソファエリアをオフィス中央に置くと、休憩中の雑談が視界に入り「あそこで少し話そうか」と誘いやすくなります。心身を切り替える場があることでストレスが緩和され、雑談からの発想転換も期待できます。

回遊動線の設計

上記の要素を“点”で散らすだけでは十分ではありません。視線が開け、人の流れが環状に巡る「回遊動線」を意識して配置することで、オフィス全体が一つのコミュニティとして機能します。中央に共有空間、周縁に集中・個室エリアを置く“円環型”が代表例です。

コミュニケーション活性化のためのオフィスの注意点

騒音と集中のバランスを保つ

オープンレイアウトは会話を生みやすい反面、騒音が拡散しやすいため要注意です。電話・Web会議ブースや吸音パネルを要所に配置し、「声が漏れてはいけないゾーン」と「雑談して良いゾーン」を明確に分けましょう。

個室や集中ブースの数が不足すると集中力が削がれコミュニケーションへのストレスが高まるため、席数比率を事前にシミュレーションしておくことが重要です。

ITインフラを会話の延長線上に置く

対面で盛り上がった議論を即座に可視化・共有できる環境がなければアイデアは埋もれてしまいます。高速Wi-Fi、共有ディスプレイ、ワイヤレスプレゼンデバイスをマグネットスペースや可変ミーティングエリアに常設し、「ちょっと画面を出して議論」がワンアクションで行える設計にします。

運用ルールとカルチャーをセットで設計

席替えやイベントなど“人を動かす仕組み”がないと、せっかくのレイアウトも固定化してしまいます。月次で座席ローテーションを行う、同部署が固まらないよう座席予約システムに制限をかける、朝会や社内勉強会を共有空間で行うなど、運用面での仕掛けを同時に策定しましょう。

ハイブリッドワークへの対応を忘れない

リモート参加者が置き去りになると、せっかく対面で活性化した議論が分断されます。全会議室に360°カメラ・高性能マイクを配備し、画面共有や議事録ツールを標準化。

リモート側からも“話に入る余白”を設ける運営ルール(発言キュー、ブレイクアウト活用など)を整備することで、一体感を維持できます。

セキュリティとプライバシーの確保

コミュニケーション重視の開放的な空間でも、機密情報の扱いは厳格に区別する必要があります。執務エリアと来客エリアを動線で分離し、見える位置に機密資料が置かれないよう収納計画を徹底。個人情報を扱うチームには施錠可能な小会議室やパーソナルロッカーを用意しましょう。

将来の成長を見据えた柔軟性

レイアウトが固定化しすぎると、組織拡大やチーム再編のたびに大規模改修が発生します。キャスター付き家具、床下配線グリッド、共通規格の間仕切りなどを採用し「1日で席替えが完了する」レベルの可変性を確保すると、組織変化とコミュニケーション多様化にスムーズに対応できます。

フリーアドレス導入事例

“Park”が人を呼び込むネイチャーオフィス

引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1744614343-322144)
引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1744614343-322144)
引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1744614343-322144)
引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1744614343-322144)
引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1744614343-322144)
引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1744614343-322144)
業種 記載なし
従業員数 記載なし
面積 約13,000m²

渋谷サクラステージSHIBUYAタワーへ移転。巨大フリースペース「Park」を中心に、社内外イベント・集中作業・カフェ利用まで一体で行える“屋外公園”のような場を配置し、部署を超えた交流とブランド発信を両立。

移転業者の概要

会社名 三幸ファシリティーズ株式会社
所在地 東京都千代田区内神田2-3-4 S-GATE 大手町北1F
電話番号 03-3252-1001
公式サイト https://www.sanko-fs.jp

分散社員が戻りたくなる“ハブ”オフィス

引用元:RAKUNA(https://www.officetar.jp/rakna/column/achievement/10baton/)
引用元:RAKUNA(https://www.officetar.jp/rakna/column/achievement/10baton/)
引用元:RAKUNA(https://www.officetar.jp/rakna/column/achievement/10baton/)
引用元:RAKUNA(https://www.officetar.jp/rakna/column/achievement/10baton/)
引用元:RAKUNA(https://www.officetar.jp/rakna/column/achievement/10baton/)
引用元:RAKUNA(https://www.officetar.jp/rakna/column/achievement/10baton/)
業種 ソリューション支援・開発事業
従業員数 45名
面積 28.07坪

コロナ禍でシェアオフィスを利用していた同社が、社員が「帰社したくなる拠点」を目指して移転。中央にカフェラウンジ、周縁に集中ブースを置き、“回遊”しながら自然に会話が生まれる構成を採用。

移転業者の概要

会社名 株式会社スリースター
所在地 東京都港区西新橋2-4-2 西新橋安田ユニオンビル5F
電話番号 03-6432-4100
公式サイト https://www.tstar.co.jp/

“輪と和”を育むオープンフロア

引用元:オカムラ公式HP(https://www.okamura.co.jp/casestudy/office/241003/)
引用元:オカムラ公式HP(https://www.okamura.co.jp/casestudy/office/241003/)
引用元:オカムラ公式HP(https://www.okamura.co.jp/casestudy/office/241003/)
引用元:オカムラ公式HP(https://www.okamura.co.jp/casestudy/office/241003/)
引用元:オカムラ公式HP(https://www.okamura.co.jp/casestudy/office/241003/)
引用元:オカムラ公式HP(https://www.okamura.co.jp/casestudy/office/241003/)
業種 情報システム、アミューズメント事業
従業員数 約390名
面積 約450m²

「働く人のワクワク」をキーワードに、フロア中央に大径テーブル、その周囲をプロジェクト区画が取り囲む“広場型”レイアウト。視線が交差することで部門を超えたアイデア交換を促進。

移転業者の概要

会社名 株式会社オカムラ
所在地 神奈川県横浜市西区北幸1-4-1 天理ビル19F
電話番号 045-319-3401
公式サイト https://www.okamura.co.jp/

全社員参加型ワークショップで“チェンジワーキング”

引用元:NACオフィス公式HP(https://www.mac-office.co.jp/pm/archives/5649/)
引用元:NACオフィス公式HP(https://www.mac-office.co.jp/pm/archives/5649/)
引用元:NACオフィス公式HP(https://www.mac-office.co.jp/pm/archives/5649/)
引用元:NACオフィス公式HP(https://www.mac-office.co.jp/pm/archives/5649/)
引用元:NACオフィス公式HP(https://www.mac-office.co.jp/pm/archives/5649/)
引用元:NACオフィス公式HP(https://www.mac-office.co.jp/pm/archives/5649/)
業種 商社
従業員数 約120名
面積 約1,108m²

2面採光の眺望を活かし、窓際に背の低いソファと流線形デスクを配置。S字型&円形の多様な席が“動き”を生み、フリーアドレスでも自然な対話が発生。1人用Web会議ブースの充実でハイブリッドワークも円滑。

移転業者の概要

会社名 株式会社MACオフィス
所在地 東京都港区赤坂1-11-44 赤坂インターシティ3F
電話番号 03-6441-3430
公式サイト https://www.mac-office.co.jp/

まとめ

コミュニケーションを活性化するオフィスづくりでは、偶発的な出会いを生む「場」のデザインと、それを定着させる「運用」の設計を車の両輪のようにそろえて回すことが欠かせません。

中央に共有空間を置き、周囲に多様な働き方ができるエリアとハイブリッドワーク対応の設備を組み合わせると、対面とリモートのどちらでもスムーズに交流が生まれます。一方で、音漏れや集中不足を防ぐ防音ブース、運用ルールの整備など、運用負荷を見越した仕組みづくりも同時に進める必要があります。

総務担当者としては、社員が「毎日行きたくなる」と感じるストーリー性のある空間を用意し、イベントや座席ローテーションなど使いこなす仕掛けをセットで設計することで、オフィス移転による効果を最大化できるでしょう。

 
オフィス移転成功の秘訣は
「会社規模」に合った業者選びにあり!

オフィス移転を支援してくれる業者も、実は得意とする会社の規模感が違います。何よりもまず、あなたの会社の規模感に合った業者選びが成功の秘訣です。

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【東京版】従業員規模別
ワンストップ対応のオフィス移転業者 おすすめ3選

ここではあなたの会社の従業員規模別に、東京都内へのオフィス移転を支援してくれる業者をご紹介しています。どれもワンストップ対応で、移転のすべてに知見を持つ業者ばかり。規模の合うところに、ぜひ問い合わせてみてください。

【数名~50名】
企業が移転するなら
IPPO
IPPO
引用元:IPPO公式HP
(https://ippooffice.co.jp/)
IPPOの
伴走型オフィス移転
サービスの強み
  • 固定支出を抑えた居抜きオフィス物件を自社管理のデータから紹介してもらえる
  • 短期入居後の即移転など、スタートアップの事情に合わせた移転を支援してくれる
  • 被投資のスタートアップ向けに、移転費用を負担するサービスを提供してくれる
【51~300名】
企業が移転するなら
三幸ファシリティーズ
三幸ファシリティーズ
引用元:三幸ファシリティーズ公式HP
(https://lp.sanko-fs.jp/)
三幸ファシリティーズの
伴走型オフィス移転
サービスの強み
  • 社員数の増加で起こるコミュニケーション不全を、移転後の環境設計で解決してくれる
  • 経営者の意思だけでなく、社員の声も聞いた結果からオフィス環境を設計してくれる
  • 旧オフィスで使っている什器と、新規導入設備の兼ね合いを考えた設計を行ってくれる
【301名以上】
企業が移転するなら
明豊ファシリティワークス
明豊ファシリティワークス
引用元:明豊ファシリティワークス公式HP
(https://www.meiho.co.jp/service/office/)
明豊ファシリティワークスの
伴走型オフィス移転
サービスの強み
  • 拠点再編・複数オフィスの統廃合事例が多く、大型移転をリードしてもらえる
  • ビル全体の大規模なインフラ・セキュリティ構築を、専門技術者が策定してくれる
  • 統廃合等で波立つオフィスに、新ワークスタイルが定着するまでコンサルしてくれる

選定条件:Google検索「オフィス移転 東京」で検索した結果の全29ページ(298位まで)から、東京都内への移転事業を行っていることが公式サイトに掲載されている49社を抽出。その内、「ワンストップの窓口対応」「トータルサポート」など、オフィス移転業務全体を窓口ひとつで全て賄えるサービスを提供しており、かつ導入事例が公開されている会社19社に絞り込んだ。(2024年3月6日調査時点)

・IPPOの選定理由:19社の内、50坪以下の取り扱い物件数および導入実績数が最も多い(2024年3月6日調査時点)
・三幸ファシリティーズの選定理由:19社の内、直近5年間における~1000㎡(300坪)以内の物件への移転実績数が最も多く、かつ会社の経営課題に踏み込んだ伴走型の移転サポートの詳細が記載されている唯一の会社(2024年3月6日調査時点)
・明豊ファシリティワークスの選定理由:19社の内、301坪以上の物件への移転実績数が最も多い(2024年3月6日調査時点)

オフィスのイメージ画像

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