オフィスリニューアルの事例集
オフィスリニューアルを進めるにあたり、参考になるのが他社の事例です。目的や課題が近い企業が、どのように空間を設計し、何を実現したのかを知ることで、自社の方針や提案にも説得力を持たせることができます。本記事では、全体改装から部分リニューアル、テレワーク対応など多彩な事例をピックアップし、実際の成果や工夫のポイントを解説します。
「他社はどうしてる?」参考になる事例を目的・テーマ別にご紹介
オフィスリニューアルは、企業の規模や働き方、目的によってアプローチが異なります。本ページでは、目的別・課題別に事例を紹介しています。
- 企業ビジョンから設計した「全体改装」の事例
- 固定席を見直し、出社率と稼働率を改善した「フリーアドレス化」
- 印象を大きく変えた「エントランス・廊下のみの部分改修」
- テレワーク環境に対応した「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」の導入事例
実例から学ぶオフィスリニューアル
オフィス全体
社員間の“見えるつながり”を空間で創出|ソフトブレーン株式会社
部署横断の交流を生むフリーアドレス化
固定席を撤廃し、部署の垣根を超えた偶発的なコミュニケーションを促進。雑談スペースを併設し、日常的に人が交差する導線を設計しました。
窓面を活かした明るい空間設計
窓からの自然光を最大限に活かすレイアウトにより、開放感のある執務空間を実現。視界の抜けと余白が、業務への集中力と快適性を高めています。
ミーティングスペースの導入で社内の滞留を生む
業務の合間に立ち寄れるミーティングスペースを設け、自然な社内交流の場を創出。家具や照明も自宅のような柔らかいテイストで統一されています。
経営層との対話も設計段階から重視
空間設計にあたっては現場の声と経営陣のビジョンをすり合わせ、双方が納得できるゴールを明文化。設計コンセプトの浸透度を高める要因になっています。
ビジョンを体現する“オフィスブランド”の確立
空間全体で「つながりと自律性」を表現し、ブランディングの一貫として機能。社員にとっても「自社らしさ」を感じられるオフィスへと進化しました。
家具とゾーニングで“集中と協働”を両立|タマダ株式会社
ゾーニング設計で“集中と協働”を空間に共存
集中作業エリアとオープンなチームスペースを明確に分けることで、それぞれの働き方に最適な環境を提供。業務効率と社内交流の両立を可能にしました。
家具選定で業務の質と統一感を向上
空間ごとに異なる用途に応じて、家具のサイズや色調を調整。シンプルかつ統一感のある空間構成が、作業効率の向上とブランドイメージの強化につながっています。
視線の抜けと自然光で心理的な開放感を演出
間仕切りを低く抑えたことで、空間全体に広がりと透明感が生まれました。窓からの自然光が社内に行き渡り、快適な作業環境が整備されています。
使いやすさを考慮した機能的な動線設計
部署間の移動が最短で済むようレイアウトを再構築。日常的な作業フローを意識した配置が、自然な社内交流や無駄のない動きにつながっています。
防音個室を活用したオンライン商談スペースを設置
商談や社外との打ち合わせを行うための防音個室を新たに設置。周囲の音を気にせず会話できる、機能性とプライバシーを両立した設計です。
執務室増設・フリーアドレス化
2.5フロアに拡張し「執務室全体を働く場」へ|建築設計会社のオフィス変革
2フロアから2.5フロアへ増床し業務環境を最適化
既存の2フロアに加えて新たに0.5フロアを追加し、ゆとりのある執務スペースを確保。将来的な拡張や部門連携も見据えた構成です。
フリーアドレスを導入し空間の共有度を高める
席を固定せず、誰もが必要に応じて自由に使える「フリーアドレス制」を導入。オフィス全体を柔軟に使える仕組みへと転換しました。
内装は自社設計で、ブランドと実用性を両立
空間設計は自社の設計部門が担当し、企業らしさを反映。統一感のあるデザインと利便性の高いレイアウトを両立させています。
執務室のリニューアル事例
出社率の向上、チーム間連携の強化、快適な集中環境の実現など、執務室リニューアルには多様な目的があります。本ページでは、フリーアドレス化やゾーニング設計などの工夫で“出社したくなるオフィス”を実現した企業事例を紹介。社員が快適に働ける執務エリアのヒントを探している方におすすめです。
テレワーク導入
テレワーク導入を機にハイブリッドワークへ|4社のオフィス整備
圧迫感のない家具選定で快適な働き方を実現
円形・台形テーブルや透明ボードの採用により、視線を遮らずフラットな空間を形成。集中・議論・立ち話など、用途別に機能を持たせた空間設計が特徴です。
体格・用途に合わせた什器選定で快適性を向上
体格に合わせて調整可能なオフィスチェアや昇降式デスクを採用した執務エリアには、長時間の作業でも疲れにくい環境を実現。ミーティングブースにはラウンド背もたれのチェアを設置し、来客への配慮も兼ね備えています。
座席を4割削減し、柔軟な働き方に最適化
フリーアドレスとパーソナルロッカーの組み合わせで、出社率に応じた柔軟な席数管理を実現。会議室には吸音材を導入し、ハイブリッド会議の環境も強化しています。
宿泊型研修施設で“学び”と“交流”を融合
最大1500人まで対応できるホールと、くつろぎながら交流できるラウンジを併設。多様な企業研修に対応し、偶発的な対話と発想を促す空間となっています。
エントランスと廊下
公共空間に“企業らしさ”を反映|東電用地株式会社
ブランドの第一印象をつくる受付リニューアル
来訪者が最初に目にする受付カウンターを刷新。照明や素材感にこだわり、信頼感と清潔感を両立した企業イメージを打ち出しました。
エントランスは企業の顔となる空間
什器やデザインはお客様とともにショールームで確認しながら慎重に選定。初めて訪れる来客者への印象に直結する要素を共に作り上げています。
廊下も“ただの通路”から先進的な空間へ
会議室の並ぶガラス張り廊下は、移動空間でありながら先進的かつスマートな印象に。企業らしさを伝える来客エリアになっています。
照明設計で空間に温度感と信頼感を
天井埋込照明とウォールウォッシャーの組み合わせにより、明るすぎず暗すぎない安心感のある空間を実現。企業らしい落ち着きが演出されています。
限られた空間でもブランドが伝わるデザインに
床・壁・天井の素材と色彩を整理し、わずかな空間の中でも“らしさ”が伝わるデザインに。部分改修でも十分なブランディング効果を生んでいます。
エントランスのリニューアル事例
会社の顔ともいえるエントランスは、受付以外にもさまざまな役割を持っています。こちらの記事では、さまざまなエントランスの事例を紹介するとともに、リニューアルする上での考え方やポイント、注意点などをまとめています。自社がどんな目的でエントランスを変えたいのかを明確にし、その目的に沿って企業の魅力が伝わる空間づくりを目指しましょう。。
会議室・打ち合わせスペース
用途・規模に合わせた空間で活発な会議を促す|株式会社アラコー
セミクローズのボックス席
お客様の待合いスペースや、会議室を使うまでもない簡単なコミュニケーションスペースとして活用できます。
6人用の会議室
上下ガラスが入っており開放感があるものの、会議の秘匿は守ることができる設計です。目隠し部分はホワイトボードになっています。
12人用の明るい会議室
窓を広く取り、明るいカラーを採用した会議室です。遊びを感じるエネルギッシュな内装で、アイデアが出やすい空間を演出しています。
会議室・打ち合わせスペースのリニューアル事例
会議室は活発な意見交換ができる空間でなければいけません。リニューアルのポイントは、機能性・快適性・デザイン性のバランスを取ることです。会議の種類や人数に合わせた家具・設備を整え、防音や通信環境を充実させることで効率的な運営が可能になります。企業のイメージに合ったデザインや照明計画で、集中しやすい空間をつくりましょう。
フリースペース
メリハリを持って働ける空間を提供|松尾産業株式会社
交流や休憩もバランスよく行えるオフィスに
コーポレートスローガンとして掲げられている「Connecting the Peaks」を中心に、企業理念や行動指針を組織全体に浸透させることを目的としたオフィスを構築した事例です。大型のモニターを備えたフリースペースを設けています。
さまざまな規模の打ち合わせに対応
いくつかテーブルも設置されているので、さまざまな規模のミーティングにも活用できます。また、フリースペースに設置された大型ディスプレイを使いながらの打ち合わせをすることもできます。
ボックス型の席も用意
休憩するとともに作業を行うスペースとしても活用できるスペースとなっています。小さな打ち合わせを行う際にボックス席が非常に便利です。
リフレッシュにも作業場としても使える
窓側のボックス席は、ファミレスのような雰囲気も感じます。リフレッシュするための休憩スペースとしても、気分を変えて働けるスペースとしても利用できます。
フリースペースのリニューアル事例
オフィスのフリースペースは、リラックスできる場所・作業を集中して行う場所・小さなミーティングを行う場所・従業員がコミュニケーションをする場所といったようにさまざまな役割を持っています。そのため、フリースペースのリニューアルを行う場合には、まずは使用目的を明確にすることがポイントであるといえます。
カフェスペース
社員やワーカーが会社に来たくなる|株式会社NTTデータ コンサルティング&ソリューション事業本部
気軽に交流できる雰囲気を演出
社員やワーカーが会社に来たくなるような環境を作るためにカフェスペースを導入しました。カウンターテーブルや丸テーブルには、形の異なる椅子を配置しています。仕事場との仕切りもなくしているので、疲れたときや従業員同士のコミュニケーションが取りやすいです、目で見て癒される壁画デザインやカフェ風のペンダントライトと雰囲気づくりにも工夫を凝らしています。
内装や家具にもこだわった本格的なカフェ
本社を改装した際にカフェスペースも設置しました。デザインの異なるペンダントライト、木目調の天板の高いカウンター席、形の違うテーブルやくすみカラーのソファーと家具や内装にもこだわっています。気分転換にひとりでお茶を飲んだり、会社の仲間とおしゃべりするだけではなく、簡単な打ち合わせやスタンディングワークにも利用可能です。
イベントスペースも併設した気軽に立ち寄れる場所
休外部デザインチームと一緒に作り上げたカフェスペースです。従業員同士が自然にコミュニケーションを取れるように、ミーティングスペースの近くカフェを設置しています。開放的で時間帯に応じて調整される照明や観葉植物を置いて居心地の良い空間に仕上げています。イベントスペースも併設しているので、さまざまな用途で活用できるのも良い点です。
カフェスペースのリニューアル事例
カフェスペースはランチや仕事の合間の休憩場所や社員同士のコミュニケーションの場所です。ミーティングやイベントスペースを併設すると幅広い用途で活用できます。カフェスペースを設置するときは、利用目的を絞りすぎないこと、企画から運用までサポートしてくれる業者を選びましょう。
共有設備エリア
リフレッシュルームとして空きスペースを有効活用|西日本高速道路エンジニアリング九州株式会社
空きスペースがコミュニケーションを生む場に
空きスペースを有効活用して、「リフレッシュルーム」「ミーティングスペース」をひとつの空間に構築。多彩なコミュニケーションが生まれる場として活用されています。
1つの空間に4種類のエリアを設置
スペースにはスタンドテーブルとカウンター席、ソファー席、畳コーナーの4種類のエリアが用意されています。
集中して作業ができるカウンター席
1人で仕事をしたい時に使用できるカウンター席も用意されています。気分を変えて作業をしたい時などに便利に使用できます。
休憩にぴったりな畳コーナーも用意
リラックスして過ごせる畳コーナーも設置。休憩がてらほっとした時間を過ごすことができるスペースです。
共有設備エリアのリニューアル事例
社員が共有する会議室のリニューアル事例です。こちらの会議室は、リニューアルに伴い可動式の五角形テーブルを採用しており、使用目的によってフレキシブルに運用が可能であるため、さまざまな形で利用できる空間となっています。このように、共有設備エリアのリニューアルでは、誰もが使いやすいような機能を持たせることも着目しておきたい点といえます。
“目的に合った業者選び”が、理想のオフィスを形にする第一歩
本ページで紹介したように、オフィスリニューアルの進め方や成果は企業ごとに異なります。それを支える業者にも対応実績のある業種や規模、得意領域の違いがあります。自社にとって最適なパートナーを選ぶことが、プロジェクト成功の鍵となります。
特に、設計・施工・申請業務までをワンストップで支援できる体制が整った業者であれば、事例で見たようなコンセプト再現や段取りの抜け漏れも防ぎやすくなります。当サイトでは、こうした対応力のあるオフィス移転業者を“従業員規模別”にまとめてご紹介しています。事例を参考にしたうえで、次の検討ステップとしてご活用ください。