大規模なオフィスレイアウトを変更した事例

大規模なオフィスレイアウト変更を行う際の注意点や事例をまとめています。

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大規模なオフィスレイアウトの注意点

まずは「目的」と「コンセプト」を文書化する

大規模移転ではフロアが大きいほど“何のためのオフィスか”が曖昧になりがちです。はじめに「採用力強化」「DX推進」「ハイブリッドワーク対応」など最上位の目的を言語化し、それを支えるレイアウト・デザインコンセプト(例:交流ハブ型、集中特化型)を合意形成しておくと、面積配分や家具選定の判断軸がぶれません。

ゾーニングと動線設計を最優先に

1,000坪超のフロアでは「どこに何があるか」が分からなくなると生産性が激減します。エントランス、執務、集中、会議、リフレッシュなど機能別にゾーニングし、共用設備(複合機・資料室など)は部門間動線のハブに集約。人の流れを最短距離に抑えることで移動コストと迷子リスクを同時に削減できます。

固定席+ABWで「平均出社率×1.2倍」が目安

ハイブリッドワークが定着した現在、固定席を全員分確保すると床効率が悪化します。オカムラの2024年調査では、日本の優良オフィスの約3割がABW(Activity Based Working)を採用し、執務席以外の「執務可能席」を増やして総席数を圧縮しています。

大規模オフィスでは平均出社率に20%上乗せした席数を目安にし、チームアドレスやブース席を組み合わせると空席と密集を防げます。

法令寸法と安全クリアランスを確保する

労働安全衛生規則上、気積10m³/人(床4m²相当)が最低基準ですが、快適性を考慮すると6~8m²/人以上が推奨値です。また通路幅は人がすれ違うメイン動線で120cm、背面対向席間で160cm、車椅子動線・避難経路では180cmを想定すると安心です。

寸法を満たさないと消防検査や増員時のフロア増強で高額な是正費用が発生するため、設計初期で必ず確認しましょう。

IT・BCPインフラをレイアウト段階でFIX

大面積ではLAN幹線やWi-Fiアクセスポイント、非常用発電・EPS室の位置が後から動かせません。配線経路と天井設備図をレイアウトと同時に確定し、将来のフロア分割にも耐える引込余長を確保します。

BCP(事業継続計画)観点では、サーバールームを免震架台+無停電電源装置で地下階や柱際に配置し、避難動線を妨げないことが重要です。

拡張性とチェンジマネジメント

従業員規模が変動しやすい大企業では、ユニバーサルグリッド(例:900mm×900mm)を採用し、家具やパーティションをモジュール化すると増席・減席に即応できます。

移転後は「使われているか」を1ヶ月単位で観測し、レイアウト改修を小刻みに行う“運用フェーズ”こそが投資対効果を決めます。文化醸成のためのガイドライン共有やリーダー層へのチェンジマネジメント研修をセットにすると、新オフィスが早期に定着します。

大規模なオフィスレイアウト変更事例

社員と共に成長する研修施設

引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1692836981-234244)
引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1692836981-234244)
引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1692836981-234244)
引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1692836981-234244)
引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1692836981-234244)
引用元:三幸ファシリティーズ 公式HP(https://www.sanko-fs.jp/works/?id=1692836981-234244)
業種 記載なし
従業員数 記載なし
面積 約5,065m²

神奈川県川崎市にある研修拠点をリニューアル。依頼企業の方針やそれまでの取り組みに沿って、今後、社員にとって特別な施設となるよう、適切な家具の選定はもちろん、スペースの使い方やPM業務に至るまで対応。施設全体を総合的に提案。

移転業者の概要

会社名 三幸ファシリティーズ株式会社
所在地 東京都千代田区内神田2-3-4 S-GATE 大手町北1F
電話番号 03-3252-1001
公式サイト https://www.sanko-fs.jp

1,640坪・高層フロアに広場を配置し部門間交流を促進

引用元:ヴィス 公式HP(https://vis-produce.com/projects/branding/workplace_design/detail/?id=1202&type=5)
引用元:ヴィス 公式HP(https://vis-produce.com/projects/branding/workplace_design/detail/?id=1202&type=5)
引用元:ヴィス 公式HP(https://vis-produce.com/projects/branding/workplace_design/detail/?id=1202&type=5)
引用元:ヴィス 公式HP(https://vis-produce.com/projects/branding/workplace_design/detail/?id=1202&type=5)
引用元:ヴィス 公式HP(https://vis-produce.com/projects/branding/workplace_design/detail/?id=1202&type=5)
引用元:ヴィス 公式HP(https://vis-produce.com/projects/branding/workplace_design/detail/?id=1202&type=5)
業種 法務に関するソフトウェアの開発・提供
従業員数 記載なし
面積 1640坪/5,421m²

開発部門を本社19-20階に集約し、窓際を集中ブース・内側をコミュニケーション空間という“内と外のツインリング”レイアウトを採用。セミナールームや窓側スタジアム席で社外とのオープンイノベーションも狙う。

移転業者の概要

会社名 株式会社ヴィス
所在地 東京都港区東新橋1-9-1 東京汐留ビルディング17F
電話番号 03-5568-6788
公式サイト https://vis-produce.com/

グループを統合した約950坪の「知のプラットフォーム」

引用元:WM 公式HP(https://workplace-m.com/cms/case/2872/)
引用元:WM 公式HP(https://workplace-m.com/cms/case/2872/)
引用元:WM 公式HP(https://workplace-m.com/cms/case/2872/)
引用元:WM 公式HP(https://workplace-m.com/cms/case/2872/)
引用元:WM 公式HP(https://workplace-m.com/cms/case/2872/)
引用元:WM 公式HP(https://workplace-m.com/cms/case/2872/)
業種 医療
従業員数 記載なし
面積 約950坪

分散していたグループ会社をワンフロア統合し、部門カラーを活かしつつも中央アリーナで“集合知”が自然発生するレイアウト。ハイブリッドワークを前提に固定席+ABWを組み合わせ、席数を30%圧縮しながら対面交流を最大化。

移転業者の概要

会社名 株式会社WM
所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-7-1 ノースウエストビル1F
電話番号 03-6432-9166
公式サイト https://workplace-m.com/

札幌1,200坪を3フロア集約――“北海道初”を目指した先進オフィス

引用元:三幸エステート 公式HP(https://www.sanko-e.co.jp/case/hba/Sapporo/)
引用元:三幸エステート 公式HP(https://www.sanko-e.co.jp/case/hba/Sapporo/)
引用元:三幸エステート 公式HP(https://www.sanko-e.co.jp/case/hba/Sapporo/)
引用元:三幸エステート 公式HP(https://www.sanko-e.co.jp/case/hba/Sapporo/)
引用元:三幸エステート 公式HP(https://www.sanko-e.co.jp/case/hba/Sapporo/)
引用元:三幸エステート 公式HP(https://www.sanko-e.co.jp/case/hba/Sapporo/)
業種 IT・通信
従業員数 ~25名
面積 約1,200坪

採用計画に合わせ面積余裕のあるセットアップオフィスを選択。ブレイクアウトエリア・イベントスペースを標準装備し、最小工期で再移転を実現。フリーアドレス+週2出社推奨により座席稼働率を最適化。

移転業者の概要

会社名 三幸エステート株式会社
所在地 東京都中央区銀座4-6-1 銀座三和ビル
電話番号 03-3564-8011
公式サイト https://www.sanko-e.co.jp/

まとめ

大規模オフィスのレイアウトを成功させるには、まず移転の目的を明確にし、その目的を具現化するコンセプトを定義することが不可欠です。次に、そのコンセプトを基にゾーニングと動線を設計し、部署間の連携や来訪者の導線を最短化して生産性と利便性を高めます。席運用ではハイブリッドワークを前提に、固定席とABWを組み合わせ、平均出社率に20%程度を上乗せした席数設定で床効率を最適化します。

さらに、法令で求められる通路幅や気積などの寸法要件を満たしつつ、LAN幹線・Wi-Fi・非常用電源などのIT/BCPインフラをレイアウト段階で確定し、後戻りコストを防ぎます。

最後に、ユニバーサルグリッドによるモジュール化や定期的な利用状況のモニタリングを通じて拡張性を確保し、チェンジマネジメントを伴う運用フェーズで早期定着を図ることが、1,000坪超でも「迷わない・集う・集中できる」オフィスを実現する鍵となります。

 
オフィス移転成功の秘訣は
「会社規模」に合った業者選びにあり!

オフィス移転を支援してくれる業者も、実は得意とする会社の規模感が違います。何よりもまず、あなたの会社の規模感に合った業者選びが成功の秘訣です。

そのうえでポイントになるのが、ワンストップ型で移転の全行程をもれなく面倒見てくれるかどうか。オフィスの移転は家の引っ越しとは違い、見落としがちな行程がたくさんあります。ワンストップ型なら依頼する・しないは別として、忘れてはいけない行程をきちんとピックアップしてくれるでしょう。このサイトではそんなワンストップ型の移転業者について、従業員規模別におすすめとして紹介しています。ぜひ検討材料としてお使いください。

【東京版】従業員規模別
ワンストップ対応のオフィス移転業者 おすすめ3選

ここではあなたの会社の従業員規模別に、東京都内へのオフィス移転を支援してくれる業者をご紹介しています。どれもワンストップ対応で、移転のすべてに知見を持つ業者ばかり。規模の合うところに、ぜひ問い合わせてみてください。

【数名~50名】
企業が移転するなら
IPPO
IPPO
引用元:IPPO公式HP
(https://ippooffice.co.jp/)
IPPOの
伴走型オフィス移転
サービスの強み
  • 固定支出を抑えた居抜きオフィス物件を自社管理のデータから紹介してもらえる
  • 短期入居後の即移転など、スタートアップの事情に合わせた移転を支援してくれる
  • 被投資のスタートアップ向けに、移転費用を負担するサービスを提供してくれる
【51~300名】
企業が移転するなら
三幸ファシリティーズ
三幸ファシリティーズ
引用元:三幸ファシリティーズ公式HP
(https://lp.sanko-fs.jp/)
三幸ファシリティーズの
伴走型オフィス移転
サービスの強み
  • 社員数の増加で起こるコミュニケーション不全を、移転後の環境設計で解決してくれる
  • 経営者の意思だけでなく、社員の声も聞いた結果からオフィス環境を設計してくれる
  • 旧オフィスで使っている什器と、新規導入設備の兼ね合いを考えた設計を行ってくれる
【301名以上】
企業が移転するなら
明豊ファシリティワークス
明豊ファシリティワークス
引用元:明豊ファシリティワークス公式HP
(https://www.meiho.co.jp/service/office/)
明豊ファシリティワークスの
伴走型オフィス移転
サービスの強み
  • 拠点再編・複数オフィスの統廃合事例が多く、大型移転をリードしてもらえる
  • ビル全体の大規模なインフラ・セキュリティ構築を、専門技術者が策定してくれる
  • 統廃合等で波立つオフィスに、新ワークスタイルが定着するまでコンサルしてくれる

選定条件:Google検索「オフィス移転 東京」で検索した結果の全29ページ(298位まで)から、東京都内への移転事業を行っていることが公式サイトに掲載されている49社を抽出。その内、「ワンストップの窓口対応」「トータルサポート」など、オフィス移転業務全体を窓口ひとつで全て賄えるサービスを提供しており、かつ導入事例が公開されている会社19社に絞り込んだ。(2024年3月6日調査時点)

・IPPOの選定理由:19社の内、50坪以下の取り扱い物件数および導入実績数が最も多い(2024年3月6日調査時点)
・三幸ファシリティーズの選定理由:19社の内、直近5年間における~1000㎡(300坪)以内の物件への移転実績数が最も多く、かつ会社の経営課題に踏み込んだ伴走型の移転サポートの詳細が記載されている唯一の会社(2024年3月6日調査時点)
・明豊ファシリティワークスの選定理由:19社の内、301坪以上の物件への移転実績数が最も多い(2024年3月6日調査時点)

オフィスのイメージ画像

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